2010年12月19日


「ssコミュ12月のお題<インターネット>で書きました」

594字。もうね、脅迫文ですわ、完全にw


出掛けにwさっさか書いてしまいましたが

今思えばフレボ君の跡地の作品はこういうことなのか_?

と何度読んでも未だに理解が出来ていないオレ・・ora


表題の映画をご存じない?

実は私もアッチのDVDで観ただけの映画。

実はかの恐怖映画の傑作「エクソシスト」の前日譚を描いた映画

なんですがね。最初に引き受けたジョン・フランケンハイマーが物故。

その後を引き継いだポール・シュレーダーによる映画。

不肖・平岩、敬愛してやまないビットリオ・ストラーロのキャメラによる

オカルト映画!ってことで期待したんですがね、いかんせん地味。


こりゃ商売にならん!てんで映画会社が差し止めちゃったんですな。

で、代わりに起用されたのがレニー・ハーリン。

実に解りやすく、明け透けな映画を撮っちゃったんですな、これが。

それが、「エクソシスト:ビギニング」なんですが

ここではシュレーダー版のタイトルを拝借。


最初の「エクソシスト」で

プライヴェートで、いちばんつらいところを

悪魔がヘラヘラ語るシーンがありますが

あーゆー感じが出てれば・・いいんですけどね。


え?

駄文晒してる間に、大掃除しろ、と?

いや、まったくでございまする_orz



   


「Dominion」



お前はひとりでコンピュータの前に座り

この画面を見ているのだろう。

世界中の出来事がお前の目の前に集められ

国家が隠匿した情報や漏洩された機密ですら。

世界の全てを掌中に収めた気にでもなっているのだろう。


辺境の荒涼たる大地で遠隔操作された機械が人を殺していることも。

居場所を奪われた挙句、刃物を持ってバスに乗り込み他人を切りつけた男の事も。

酔っ払いどおしの喧嘩が、過熱報道で引っ込みがつかなくなった役者の事も。

そうだ、お前は全てを知っている。


お前の知りたい事は、ボタンひとつで。クリックひとつで。

瞬時に情報を与えられて。知的好奇心とやらを満足させるがいい。

それが果たして、正しかろうが、誤っていようが

お前は一定の満足感を覚えるのだ。


そんな得体の知れない情報網の一端に身を置くことで

いまやお前たちのひとりひとりが全て繋がっている。

この仕掛けなしに、生きていけないほどに依存しきっている。

切り離されれば、臆病な兎のように。

寂しさの余り死んでしまいそうだ。


だが、果たして本当に世界中の出来事が、情報が、

お前の前に現わされているのか_?

疑う気もしない?

では、載ってないことを教えてやろう。

信じるかどうかは、お前次第。


お前の恋人が、他の男とラブホテルから出てきたぞ。

お前の父親が駅のホームから突き落とされたぞ。

下の階にいるお前の母親の後ろに刃物を持った男がいるぞ。



お前の身体は、新種のガンに侵されているぞ。










     




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