「短編家」さんの3月のお題が「別れ」ということでして。

 ここ一ヶ月、個人的にも、社会的にも大きな事がたて続きましたんで

 正直、今回、投稿は無理かな、と思いつつ、書くことで落ち着くことも

 できた。そんな気もしています。

 「まあだだよ」という映画がありまして。

 最初のこの文章のタイトルに戴いたのですが。

 かの「世界の黒沢」の遺作にして、巨匠の巨匠たる域に達してしまった

 ため、もはや誰のために作られたのかすら分からない、いや黒沢明

 自身の遺書映画なのかもしれない。

 もう黒沢明の自分自身のためだけの映画になっている

 という巨匠たる所以というか不思議な映画。

 ここらあたりがキューブリックの遺作にも通じるあたりではあるんですが。

 それでも、所ジョージが役者しているあたりが目新しいところか。

 どうも学校のセンセというのが個人的に好きになれないんでw

 恩師というのも縁が無かったものでね、困ったものです。


 さてタイトルは黒沢の遺作でありますが。

 内容から云うと有名外人監督から

 もてはやされた頃のオムニバス映画「夢」の最後の一遍に近い

 精神性のものでありましょうか。

 時期的にちょっと辛く思われるかもしれないけど

 私も先日、祖母を亡くしまして、しかしながら長寿を全うしたあたりで

 哀しい感じが無かった・・と云う辺りを表現したつもりです。

 「願いが受け入れられないならば、せめて明るく旅立ってください。」

 多分、そんなあたりが表現できていればいいんですが。

 その後短編集にまとめようとして「弔いの風景」に改題

 しかしその後「命を寿ぐ」に改題したのですが

 「弔いの風景」がいちばんしっくりくるのでこれにします。

 勿論、これはフィクションですが

 ロケーションは以前訪れて、是非今年も行きたい

 「JR新府駅」周辺を思い浮かべながら。




  語られるエピソードは、他の方のも弱冠はいってますが、大半
 
 は実際の私の祖母のものです。

 葬式のスタイルですけど、創作です。

 ただ40年ほど昔には、こんな感じだったよなぁと回想しつつ。

 不肖平岩初の完全オリジナル画像満載でお楽しみいただきます。



  追記

  2014/02/28

  サウンドトラックを指定

 ”Johan Svendsen Romance for Violin and Orchestra Op. 26”

 





 


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